上世屋での藤織り講習2日目のご報告です。
【アクダキ】中皮を水に浸して柔らかくし、木灰汁を作って大なべで4時間炊きました。
【フジコキ】炊き上がった中皮を川ですすぎ、コウバシというV字型の棒ではさんでしごき、不純物や汚れを落としました。
この日はお天気が良かったので水が気持ちよかったです。しかし、昔は農作業が暇になる冬の仕事だったのだから想像すると大変さを感じる。
【ノシイレ】米ぬかを溶かした湯に、藤の繊維を浸し、柔軟性を与えた後、竿にかけて干しました。(手はぬかですべすべ~!)
【フジウミ】繊維を結び目を作ることなく長くつないで糸にする。手間と根気のいる最も大切な仕事だそうです。
【ヨリカケ】績まれた糸を浸して柔らかくし、糸車で右撚りに撚りをかける。
【ワクドリ】撚られて糸車の芯に巻かれた糸を、木枠に巻きとっていきました。(写真無し)
8月はお休みなので、それまでに持って帰った藤のフジウミ作業を終わらせておかなければいけません。
次回はこの手織り機が使えるのでしょうか?楽しみです。
さて、ここは上世屋より奥(木子)にある『しおぎり荘』
森の中のステキな施設です。ここは泊まったり食事したりいろいろできます。
この夏ご利用されてはいかがでしょうか?