緑のふるさと協力隊から京丹後市に派遣され、その後も地域で学びを続けていた東北出身の知人が被災地石巻市でボランティア活動を続けています。
以下がその内容です。転送オッケーでしたので、そのまま掲載してます。読んで下さい。
ご無沙汰しています。
こちらに来て約二週間たちました。この時期は、ボランティアのメンタルヘルス的にかなりヤバイ時期らしいので、そろそろ一時帰還も考えていますが、一段落するまでもう少し頑張ります。
これまでは、軽トラを使って石巻市内の市街地で孤立している末端の自宅避難者への物資配送をおもにやっていました。
一昨日のことですが、女川、牡鹿の山村漁村をまわってきました。自衛隊がだいぶガレキを整理してくれたおかげで、道はだいぶ空きましたが、家の基礎と塀と表札しか残っていない所がたくさんありました。
わかっていたことでしたが、やっぱりショックでした。
食料支援はだいぶ地域差もあるようですが、まわっているようです。田舎ほど均等な配分がきちんとされていて、コミュニティの強さが、こういう時リアルに「生き死に」に関わってくるということに驚いています。
「いま欲しいものはなんですか」
ときいたら、長靴、革手袋、などのほかに
「野菜の種が欲しい」
という話をききました。
「種をまく」
ということは、
「そこに根づく」
ということを意味します。
何もかも失った、あとはガレキの山しかない、という状況なのに、「長期戦になると思うから、自給自足しようと思って」というんです。
僕は最近ニュースを見てないのでわかりませんが、おそらく世の関心は原発と放射能汚染だと思います。
ここは福島原発からはある程度離れていますが、女川原発のすぐ近くです。町民アンケートの結果を見たら、被災者約3000人のうち、他地域への移住を望む人は、なんとひとりだけでした。
船を失い、土地は潮をかぶったのに、そこに住み続けようとする人の強さに驚愕し、シンプルに手伝いをしたいと思いました。
(彼らには圧倒的に情報が不足しているという点も考慮すべきで、正しい情報を渡す必要性も感じますが)
そこで、村をまわって春蒔き野菜の種を配って回りたいと思います。
繰り返しになりますが、「種をまく」ということは、単純に食料を自給するだけでなく、「そこで生きる」ということの宣言であり、被災者が前向きに未来を考えることにつながるのではないかと思うんです。
なのでお願いします。野菜の種を送ってくださいませんか。
ひまわりが塩害を中和するらしいので、ひまわりも一緒に植えようと思ってます。
なるべくなら自然農の生命力溢れる種がいいです!
まだ構想段階ですが、現地に集まったボランティアの有志で、皆でやろうという空気になりつつあります。
構想中とはいえ時間の余裕がないので、協力いただける方は連絡ください!
送り先住所をお伝えします。
ほかにニーズのある物資は
・長靴
・ゴム手袋
・ゴーグル
・角スコップ
・剣スコップ
・ポリタンク
・角スコップ
・噴霧器
・土嚢袋
・一輪車
・雑巾
・霧吹き
・モップ
・石油ストーブ
・保温ポット
・ホース
・マスク
などです。配給の菓子パンとコンビニおにぎりには皆さんちょっとげんなりしてます。
野菜や果物も喜ばれると思います。
また、地元のEMネットの人とのコンタクトがとれたので、これからEMを使って非難所の衛生環境の向上や、ヘドロで汚れた街の清掃をしたいと考えています。
なので、ポリタンクと噴霧器は特に欲しいです。
転送歓迎です。
突然のお願い失礼しました
よろしくお願いします!
最後な、被災者さんより。
花見などの自粛ムードがただよってるようですが、花見宴会は盛大にやってください。
俺たちは、「来年はあれをやるんだ!」という気持ちで頑張っているんです。せめて外の人には明るい顔をしていてほしいんだそうです。
以上です。ボランティアの現場は、一つの目的に向かって人が有機的に結びつきものごとが進んでいくので、面白いです。
長文読んで下さってありがとうございます。m(_ _)m
私は彼を知っていて・・・ボランティアに行くと知った時、彼に対して尊敬すること以上に行動できていない自分に対して無力感でいっぱいになりました。
出来ることは躊躇せず協力したいと思います。私の自己満足にお付き合い下さる方がいらっしゃいましたら・・・どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
『野菜の種』
『ひまわりの種』
集めて届けます!
期間 4月16日(土)まで
わけてもいいよ~っという『種』がありましたらメッセージを添えてスタジオきまでお持ちください!
ひとまず4月16日(土)まで募集し、集まった種を被災地に届けようと思います。
ご協力宜しくお願いいたしますm(_ _)m