合力の会 主催

伝統的民家の再生を通して学ぶ講座

上世屋の棚田で無農薬・天日干しのお米づくりを行う「合力の会」では、
近所の廃屋化した伝統的な民家を「命の里」の特別支援を受けて、
改修し活動拠点として活用することになりました。

「伝統的民家は人々をつなぐ力がある」をモットーに、
協力者を募って、改修を行うものですが、
単に参加者の手を借りるという言わば主催者側の「便利使い」ではなく、
参加者自らが改修する過程を通して学んでいただく場として考えておられます。

そこで、家1件建てるために関わりのある地元の職人さんを招き、講座(話と指導、実演など)を行い

伝統的な民家の再生を通じて、参加者と職人さんたちとの相互交流の場になれば、

さらにこの活動が有意義な取り組みになると考え企画されたものです。

(有)植田建築も趣旨に賛同し、ご協力させていただいています。

 

【講座の内容は】

 

①地元材から学ぶ「世屋産と木材事情」

8月29日(日)午前10時30分~12時まで

講師:速石正弘氏 (速石木材)

内容:

建築材には松・欅・栗など地元産材が適材適所に
使用されていることを民家の使用材から学ぶ。

 

 

②軸組みから学ぶ「伝統的な民家・現代的な住宅」

9月5日(日)午後1時30分~午後4時

講師:植田泰史(植田建築)

内容:

伝統的な民家は柱や梁や桁や土台などによって軸組みがなされている。
伝統工法の接合(継手)などからその技術を学ぶ。

 

③土壁から学ぶ「壁・竈・囲炉裏」

10月17日(日)午後1時30分~午後4時

講師:伊藤 隆 氏(丹後左官組合)

内容:

古民家の壁は、風雨にさらされ、痛んだり浮いたりしている。
傷んだ壁の直し方や竃(かまど)や囲炉裏(いろり)の造り方を実技指導を通して学ぶ。

 

④建具から学ぶ「板戸と障子」

11月14日(日)午後1時30分~午後4時

講師:長本義浩 氏(長本建具店)

内容:部屋を仕切る板戸や障子などの建具類は、古民家が持つ和の雰囲気を醸し出す機能美と、
温湿度を調整する呼吸する機能を兼ね備えている。その建具類の機能を学ぶ。

 

⑤畳から学ぶ「稲藁とイグサ」

11月28日(日)午後1時30分~午後4時

講師:杉本 悠一 氏(杉本畳店)

丈夫で耐久性のある敷物である畳。住まい方の変化で、畳のある生活から離れつつある今日。
畳の良さを畳の縁(藤布)の縫い付け実演を通して学ぶ。

 

いづれも会場は「合力の家」(宮津市上世屋の改修予定民家)

 

申し込み・お問い合わせ

合力の会 (代表 井之本さん)

*植田建築までメール頂きましたら、申し込み受付いたします。